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【 蒼天 】管理人「かぶ」こと鏑矢トシキの、生活臭漂うユルくてだるくてダメくさいカンジのブログです。

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【不定期連載?】それからの物語(01)

おはようございます。
長男の部活は中止になったけど、みんな起きてきちゃった。
何だか今日は1日がすごく長くなりそうだよ……orz

本編のテキスト、打っていますよ。
終章だけ残してどこまで引っ張る気だってなカンジですが。
引っ張ってるつもりはないんです、時間がないんです。
なんかもう忙しくってですね、年末のうちの職場はですねぇ。
で、なんていうか、燃えカスになってるうちに電池切れを起こすんです。
そしたら起きたら夜中で急いで風呂入って寝る、みたいな日々?

時間の使い方が下手と言ってしまえばそれまでなんだが!

お香を近くに置きすぎて左目から涙出てきます。
ってことで、例の不定期連載っていうのを始めようかと思います。
いや、実はちょっと前にけっこうな量打ったんですよ。

オペミスで消しちまったがな!!

「それからの物語(01)」から読めるようにしておきます。
でもあとでね。あとでUPしておくので、またのぞいてみて下さい。

長男に釣られてみんな起きちゃったからね。
朝飯、作ってやらんとあかんのよ。

では、またあとで!!

<<2011.11.21 追記>>
それからの物語(01)をうpしました。


【不定期連載?】それからの物語(01)

そう、それはまるで奇跡のようだった。
全てを奪い、破壊し尽くそうとする魔王の侵攻は凄惨を極めていた。
人々は希望を失い、生きることに必死で未来を信じようともしない。
そんな中、突如現れた英雄とその仲間達が、魔王の魔の手から世界を救った。
悪夢のような戦いの日々は幕を下ろし、平和な毎日が戻ってきた。
今からおよそ10年ほど前のことである。

焼け野原となり、廃墟ばかりが目に付いた町並みはもう記憶の中にしかない。
もちろん、全く残っていないわけではないが、それでも極僅かである。
今では世界中どこでも、新しく生まれ変わった町は活気を取り戻しつつあった。

そんな世界の、とある町でーー。

「はぁ……はぁ…………っ」

息を切らして一人の男が走っている。
その後方に、いかにも悪人といった面構えの男が3人。
先ほどの男、どうやら追われているらしい。

「はぁ……はぁっ。あぁもぉっ……しつっこいなぁ……っ!」

少しだけ振り返って後ろを確認する。
距離に安心して曲がった十字路の、前方を見て愕然とする。

「い……いきどまり!?」

壁際に追い詰められて、背筋に冷たいものが走る。
振り向き様、振り上げられた棒状のものが視界に入り、次の瞬間、強い衝撃。
反射的に頭部を庇った腕が嫌な音をたて、激痛が男を襲う。
それが利き腕ではなかった事に安堵し、もう剣を持つことなどない事を思い出して苦笑する。
そんな心情などわかろうはずもない追っ手の男達には、どうやらその苦笑が気に入らなかったらしい。
最初の一撃を食らわせた男に加え、傍観を決め込む様子だった2人までも攻撃に加わる。
いったいこの両者の間に何があったというのだろう。
抵抗の気配すら見せない相手に対して、3人の暴行は容赦なかった。

男達の怒声と、時折漏れ聞こえてくる苦しそうな呻き声。
やっと声が聞こえなくなったその場所には、ボロボロになって倒れている男が一人。
追っ手の3人の姿はもうどこにも見当たらなかった。
ホッと息を吐くと体中に激痛が走り、無意識に身をよじるとさらに切り裂くような痛みが彼を襲った。
口の中に錆びた鉄の味が広がっていく。
意識がふぅっと遠くなり始めた時、何者かの気配が近づいてきた。
もうほとんど消えかかっている意識をその何かに集中するが、気配の正体を理解するよりも前に、男は意識を手放した。


「おい、どうした?」

さきほどまでの、その誰ともまた違う男の声がした。
無造作に一つにまとめた黒い長髪のその男は、着ているスーツまで真っ黒だった。
その視線の先には銀色にも見える見事な毛並みの大型犬が一頭。
自分の主に何かを知らせようとその場所を動かず、足下に倒れている男の臭いを嗅いでいる。
それに気付いた長髪の男が、慌てた様子で駆け寄った。
膝をつき、脈を確認し、抱き起こそうとしたその男の顔を見て息を呑んだ。

「あ……」

不意に変わった主の気配に警戒したのか、大型犬は威嚇するかのように唸り声をあげた。
その声にハッと我に返った飼い主は自嘲の笑みを浮かべて、傍らの相棒の背をゆっくりと撫でた。
唸り声が止まり、犬は飼い主を気遣うように大きな体で主に寄り添い喉を鳴らして甘えるような声を出す。
長髪の男はそんな相棒の頭にぽんぽんと手をやってから、目の前に横たわっている男を抱きかかえて静かに立ち上がった。

「放っておくわけにもいかないでしょう。どこか、手当をしてくれるような場所は……」

力なく身体を預けている腕の中の男は、忘れもしないかつての宿敵である。
こみ上げてくる様々な思いをぐっと腹の中に押し留めて、長髪の男は歩きだした。

「いきましょう……あそこならきっと、手を貸してくれるでしょう」

<to be continued...>

今回はここまで。
とりあえず主役級2人を登場させました。
イントロ部分だから、やっぱセリフは少なめに。
さて、次はいつになるのかのぅ……。
 

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